Git基礎研修をリリースしました
Git/GitHubの基本から実践的なワークフローまでを段階的に学べる「Git基礎研修」をリリースしました。全11章+付録のカリキュラムで、初学者の方でも安心して取り組める内容になっています。
この記事では、研修の背景とカリキュラムの全体像をご紹介します。
なぜGit基礎研修を作ったのか
Gitは、ソフトウェア開発に携わるほぼすべての人にとって必須のツールです。しかし、初めて触れる方にとっては、コマンドの多さや概念の独特さから、最初の一歩が踏み出しにくいという声をよく聞きます。
「とりあえずコマンドを覚えた」だけでは、実際のチーム開発で戸惑う場面が出てきます。ブランチの運用、コンフリクトの解消、リベースとマージの使い分けなど、実務で求められる判断力は、体系的に学ばなければ身につきません。
この研修では、Gitの基本概念から始めて、チーム開発で必要な実践的スキルまでを一貫したカリキュラムで学べるよう設計しました。単なるコマンドリファレンスではなく、「なぜそうするのか」を理解しながら進められる構成です。
対象者
この研修は、以下のような方を対象としています。
- Gitをこれから学びたい方
- コマンドは知っているが、体系的に理解できていないと感じている方
- チーム開発でのGit運用に不安がある方
- ブランチ戦略やコンフリクト解消を実践的に学びたい方
プログラミング言語の知識は前提としていません。ターミナル操作の基本がわかれば、どなたでも受講いただけます。
カリキュラム
全11章+付録の構成です。前半で基礎を固め、後半で実践的なスキルを身につける流れになっています。
- 第0章: Gitとは?バージョン管理の基本
- 第1章: 環境構築(インストールと初期設定)
- 第2章: 最初のコミット(init から push まで)
- 第3章: 基本コマンド(add / commit / status / log)
- 第4章: ブランチ(並行開発の基本)
- 第5章: リモート操作(clone / fetch / pull / push)
- 第6章: マージとリベース
- 第7章: コンフリクト解消
- 第8章: 高度な操作(reset / stash / cherry-pick)
- 第9章: ブランチ戦略とGit Flow
- 第10章: トラブルシューティング
- 付録: コマンドリファレンス&フローチャート
第0章でバージョン管理そのものの考え方を理解してから、第1章〜第3章で手を動かしながら基本操作を習得します。第4章以降は、チーム開発で避けて通れないブランチ操作やマージ戦略に踏み込みます。
第8章の高度な操作や第9章のブランチ戦略は、実務で「知っていれば助かる」場面が多いトピックです。第10章ではよくあるトラブルとその解決方法をまとめており、研修後も実務のリファレンスとして活用いただけます。
段階的に学べる設計
この研修の特徴は、各章が前の章の知識を土台にして進む設計になっていることです。いきなり難しい操作を求められることはありません。
第0章で「そもそもバージョン管理とは何か」を理解し、第1章で環境を整え、第2章で最初のコミットを体験する。この流れで、Gitに対する心理的なハードルを下げてから、本格的な学習に入ります。
また、付録のコマンドリファレンスとフローチャートは、研修の受講中はもちろん、日常業務の中でも手元に置いて参照できるように作成しました。
受講方法
Git基礎研修は、会員限定のコンテンツとして会員ポータル(member.kyo-toku.com)で提供しています。各章にはテキスト教材と演習課題が含まれており、自分のペースで進めることができます。
会員登録をご希望の方は、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。(現在、会員ポータルはオフラインセミナーイベントの参加者を対象に提供しています)
おわりに
Gitは一度身につけてしまえば、開発のあらゆる場面で自分を助けてくれるツールです。しかし、最初の学習曲線が急であるために、苦手意識を持ったまま使い続けている方も少なくありません。
この研修が、Gitを「なんとなく使えている」状態から「自信を持って使える」状態への橋渡しになれば幸いです。ご質問やフィードバックがありましたら、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
この記事を書いた人

根本貴志
Takashi Nemoto
PM / デザイナー