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2026-05-15
お知らせTips

Workspace × Claude シリーズ Gmail 編をリリースしました

gws CLI を主軸に Gmail の操作を自動化し、Claude Code と組み合わせて日常業務に組み込むところまでを学べる「Workspace × Claude シリーズ Gmail 編」をリリースしました。全7章のカリキュラムで、Claude Code 導入研修を修了した方の「次の一歩」として設計しています。

この記事では、コースの背景とカリキュラムの全体像をご紹介します。本コースは「Workspace × Claude シリーズ」の1本目(M1)にあたり、今後も Workspace 各サービスを対象とした続編を順次リリースしていく予定です。

なぜGmail編から作ったのか

多くの企業にとって、日常業務の中心にあるのは依然としてメールです。Slack やドキュメントツールが普及した今でも、社外とのやり取り、議事録の共有、契約や請求のフロー、社内通知の多くは Gmail に集まります。だからこそ、Gmail を自動化できると、業務時間の使い方が大きく変わります。

Claude Code 導入研修の修了者から、「コマンドを書けるようにはなった。次は何を自動化すればいいのか」という質問を多くいただきます。最初の選択肢として最も費用対効果が高いのが、メール処理の自動化です。検索 → 仕分け → ドラフト作成 → 送信 → 振り返り、という一連の流れをまるごとスクリプトに落とし、Claude Code と組み合わせることで、毎日数十分単位で発生していた手作業が、確認だけで済むようになります。

ただし、メールは破壊的操作のリスクが高い領域でもあります。誤送信、誤削除、意図しない一括処理は、業務だけでなく信頼関係にもダメージを与えます。本コースでは dry-run / 少量試行 / 人間承認の三段構え を最初から組み込み、「恐る恐る使う」のではなく「安全に踏み込める」状態を目指して設計しました。

対象者

このコースは、以下のような方を対象としています。

  • Claude Code 導入研修を修了し、次に自動化する対象を探している方
  • 日常的に Gmail で業務をしていて、定型的なメール作業を減らしたい方
  • チーム共通のメール運用(ラベル・フィルタ・vacation・転送)を整備したい方
  • 「Claude × ビジネスツール」の現実的な統合例を、手を動かしながら確認したい方

Claude Code の基本操作とターミナル操作ができることを前提としています。CLI に不安がある方は、先に「CLI(ターミナル)入門」「Git 基礎研修」を受講いただくとスムーズです。

カリキュラム

全7章の構成です。前半で全体像と環境を整え、中盤でメール操作の自動化、後半で Claude Code 連携と運用設計へと進む流れになっています。

  • 第1章: Claude × Gmail でできることショーケース — ターミナル完結型 Markdown レポート
  • 第2章: 環境セットアップ — gcloud CLI → gws CLI → OAuth の依存順
  • 第3章: メール検索・取得 — Gmail 検索演算子の活用
  • 第4章: 下書き・送信・添付 — dry-run / 少量試行 / 人間承認の三段構え
  • 第5章: ラベル・フィルタ・vacation・転送・watch — 設定系の自動化
  • 第6章: 一括処理 + Claude Code 連携 — スクリプト → Skill → cron の縦積み
  • 第7章: 公式 MCP との使い分け + Pub/Sub 紹介 + 総合演習

第1章と第2章は、コース全体の見取り図と土台づくりのブロックです。第1章では、最終的に何ができるようになるのかを「ターミナル完結型の Markdown レポート」という具体的なゴールで見せ、第2章で gcloud CLI から OAuth までの依存関係を整理しながら、つまずきやすい認証周りを丁寧に通過します。

第3章から第5章は、Gmail を CLI から扱うコア部分です。第3章で Gmail の検索演算子を CLI から使いこなし、第4章では送信系の操作を dry-run 主体で安全に学びます。第5章ではラベル・フィルタ・vacation・転送といった設定系を扱い、個人だけでなくチーム単位での運用整備にも踏み込みます。

第6章と第7章は、Claude Code との接続と運用設計のブロックです。第6章では、第5章までで作ったスクリプトを Skill として束ね、さらに cron に載せるところまでを一気通貫で扱います。第7章では公式 MCP との使い分けや Pub/Sub による push 通知の概要に触れたうえで、コース全体の総合演習を行います。

同梱サンプル: weekly-digest

コースには、すぐに動かせる実行可能サンプルとして weekly-digest を同梱しています。受信トレイから一週間分のメールを取得し、Claude Code に要約させて Markdown レポートを生成する、というよくある業務シナリオをそのまま実装したサンプルです。

あわせて、法人で運用しやすいラベルセットの例も同梱しています。受講後すぐに自社用にアレンジできる作りになっており、コースを読み終えた直後から実務に持ち込めることを意識しました。

段階的に学べる設計

このコースの特徴は、安全装置を先に学んでから踏み込む構成にしていることです。第4章で dry-run / 少量試行 / 人間承認の三段構えを身につけたうえで、第5章以降の設定変更や一括処理に進みます。破壊的操作を恐れずに学べることが、現場での応用力に直結します。

「ショーケース → 環境構築 → 検索 → 安全送信 → 設定系 → 連携 → 総合演習」という階段設計で、各章末では次章への接続を明示しています。途中で立ち止まっても、どこまで進んだか・次に何を学ぶのかが常に見える形にしました。

受講方法

Workspace × Claude シリーズ Gmail 編は、会員限定のコンテンツとして会員ポータル(member.kyo-toku.com/courses/workspace-gmail)で提供しています。テキスト教材と実行可能サンプルを中心に、自分のペースで進めることができます。

会員登録をご希望の方は、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。(現在、会員ポータルはオフラインセミナーイベントの参加者を対象に提供しています)

シリーズの今後

本コースは「Workspace × Claude シリーズ」の1本目です。Workspace の各サービスを対象とした続編を、今後順次リリースしていく予定です。

また、京徳では「AI 技術顧問」サービスとして、こうした業務統合の設計と運用をご一緒する取り組みも行っています。自社の業務にどう組み込むかを個別に相談したい方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

おわりに

Claude Code を覚えただけでは、業務はまだ何も変わっていません。覚えたものを実際の業務フローに組み込み、毎日の作業時間を取り戻して初めて、Claude を導入した意味が出てきます。

このコースが、「Claude を使えるようになった」から「Claude で業務が回るようになった」への橋渡しになれば幸いです。ご質問やフィードバックがありましたら、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

この記事を書いた人

浦 優太

浦 優太

Yuta Ura

PM / エンジニア